海外案件の異形パーケットには、一枚の完成予想図より明確な部材識別・施工資料が必要です。華閣原カタログの形状参考を相談の起点とし、実際のユニット、構造、寸法、端部処理を発注前に共同で定義します。
原模様は参考で、特注ユニットは再定義が必要
原カタログA28、A29は名称と画像で異形模様の方向を相談できます。木材、内部構造、総厚、表面材、ユニット実寸は選定案で別々に確認します。他の正方形群の800ミリメートル、総厚18ミリメートル、表面材3ミリメートルを異形サンプルへ直接移せません。
図面は完全な1ユニットの外形、繰り返し方向、隣接関係を先に定義し、形状・左右方向が異なれば別々に番号付けします。曲線・折れ線の接続位置、見える継ぎ目、残したい端部効果も実物サンプルと併せて検討します。これにより対象は雰囲気しか分からない画像ではなく、識別できる部品になります。
部屋を描いてから模様の境界への入り方を決める
特注の割り付けには、部屋の再実測、開口部、柱、固定家具、隣接材料を含める必要があります。ユニットを実際の境界に当てはめ、壁際とコーナーの切断、主な視線方向でのパターンの連続性を重点的に確認します。総面積だけの概算では、異形の境界で切られた後の見え方や、別途関連部材が必要な位置を把握しにくくなります。
縁取りや方向転換がある場合は、その幅、材料、色、ユニットとの接続を個別に図示します。複数室で連続配置する際は、張り始めと方向を比較し、模様を連続させる位置と、出入口や区画の見切りで切り替える位置を明確にします。視覚的な選択はすべて実際の伸縮・施工構造と調整し、イメージ画像の連続性だけで詳細を代替しません。
図面で表しにくい部分をサンプルで解決
サンプルは色だけでなく樹種、構造、表面処理、接合詳細も示します。異形ユニットは組合せ仮並べで継ぎ目、方向、角と隣接時のリズムを見られます。模様要件を単品だけで判断すると、敷き広げた後に期待と異なる反復効果が出る可能性があります。
承認記録には、ユニット番号、実寸、色と木目の許容範囲、表裏表示、割付け図の版を含められます。サンプルや図面の修正時は関連情報も更新します。例えば輪郭変更後は、ユニット数量、端部切断、梱包グループも再確認します。特注の意思疎通を効率化するのは、製品名だけの説明を繰り返すことではなく、全員が同じ版を使うことです。
発注と施工でそれぞれ引き継ぐ資料
供給リストでは完全なユニット、関連端部材、その他部材を区別し、割り付けに沿って数量と予備分を算定します。材料構造、総厚、表面仕上げ、接合形式を明記し、施工側はそれに基づき下地、施工方法、仕上がり面、見切りを確認します。特殊箇所の加工、現場切断、施工責任は案件手配で明確にします。
華閣は原カタログの異形サンプルで形状を相談し、実特注は図面、実物、リストを通じて段階的に確認します。納入時は確定番号・方向で材料を確認し、施工側は同じ版の割り付けで実施します。「美しい模様」を識別・計数・施工できる材料の組み合わせへ変えることは、異形パーケットの準備で特に重要です。
海外供給では、ユニット番号、方向、梱包識別、関連部材を事前確認し、現地施工者に割り付け図と納まり全体を読んでもらうとよいでしょう。設計変更は発注・現場書類にも同時反映します。

