シャンゼリゼの木目・節の原カタログ参考

木質床材のABC・ABCDの見方:外観選別と性能を分ける

華閣原カタログのABC、ABCDは節情報を含む表面材の外観選別区分で、環境等級ではありません。具体製品、組み合わせサンプル、許容する板面範囲に立ち返って選定し、構造・性能書類は別々に確認します。

HUAGE編集部 · 専門知識

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原カタログのABCD選別・節情報は外観範囲の理解用で、実板面は承認サンプルを基準とします。

海外案件でABC、ABCDの選別表現を読む際は、供給者に板面の具体的な範囲を説明してもらい、代表サンプルを見た目の根拠とします。華閣原カタログのアルファベット区分は外観相談用であり、製品性能書類や現地案件要件に代わるものではありません。

文字がどの項目にあるかを先に見る

原カタログA3~A15の長尺群はABCDと節、A17~A25の正方形群はABCと節を記載します。これは個別製品の外観選別です。樹種、加工、実物を併せて比較し、文字の組合せだけで異構造・異用途の2板に共通優劣を推定することは適切ではありません。

原カタログは全記録共通の節数・節寸法・色差限度を定めていないため、実許容範囲を確認します。他PDFに同じ外観選別項目がなければA冊のABC・ABCD表示を直接継承できません。資料間の名称・数値は具体製品に対応させてから使います。

外観確認は複数の板面を対象に

一枚のサンプルが示すのは部分的な外観で、床全体は多数の板面で構成されます。代表的な複数枚の濃淡、木目、節、加工の跡を見て、並べた際に求めるリズムになるかを確認するとよいでしょう。落ち着いた統一感を求める場合も、鮮明な自然の変化を残したい場合も、組み合わせサンプルで方向性を明確にします。

節の確認では、「節が少ない」「自然な雰囲気」とだけ書かず、許容する分布、見た目の状態、全体の表現を記録できます。より細かな外観条件が必要な場合は、双方承認のサンプル範囲と説明を保存します。画像記録は識別の補助に使い、実物とその表示で色、表面、外観要件の一貫性を維持します。

外観特徴と使用上の問題を分けて点検

節と木目は板面観察の一部で、「節がある」だけで使用上の問題とは判断できません。同時に「天然の特徴」であらゆる状態を概括することもできません。到着品は確認サンプルと製品要件に沿って表面、接合、板状態を確認し、合意との差や施工への影響があれば、供給・施工側と照合してから敷きます。

華閣原カタログの施工工程には、開梱・仮並べ、できるだけ多くの板の色合わせ、確認後の施工が含まれます。全体の外観のつながりと方向を確認し、許容範囲を現場に落とし込む段階です。施工後に初めて複数枚の組み合わせを見ることを避け、調整箇所を先に話し合って記録を残し、色と板面状態の解釈差を減らします。

環境性能、構造、耐摩耗性には別の照合根拠がある

ABC・ABCDはホルムアルデヒド放散量に答えず、防火、防滑、耐摩耗等級も示しません。原ENFは別情報で、規格の位置付けと具体書類で理解します。構造、基材、表面材厚、表面処理も別記し、外観グループで材料・性能説明を代替しません。

見積書と注文書には、二つの根拠を並行して残せます。一つは構造、仕様、適用要件、対応書類、もう一つは色、木目、節、サンプルの許容範囲です。華閣では、外観の選定を具体的な製品と仮並べの相談につなげ、「自然な表情を選ぶ」「落ち着いた板面を選ぶ」といった判断を、文字の組み合わせから推測するだけでなく、明確な案件上の決定にします。

海外注文には確認サンプルの識別情報と外観範囲を添え、到着後、施工前に並べた見え方を確認するとよいでしょう。環境・性能・仕様書類は、外観確認とは別に保存します。