華閣原カタログのドロシーとスヴィタは、模様と表面材が異なります。前者は北米産ブラックウォールナット、後者はヨーロピアンホワイトオークです。いずれも800×800×18ミリの正方形モジュールで、無垢表面材は3.0ミリです。並べると、同じ寸法でも模様名、表面材、対応する表面情報を併記する必要が分かります。
モジュールを確認してから表面材を確認
ドロシーとエリザベスには北米産ブラックウォールナット、スヴィタとヴァロなどにはヨーロピアンホワイトオーク、別の一記録には北米産ブラックウォールナットとカナダ産メープルの組み合わせが記載されています。正方形モジュールという形状が共通でも、表面の木材は同じとは限りません。比較表では模様名と表面材を隣接する欄に置き、同じ正方形寸法だから完全に代替できる同一製品だと誤読しないようにします。
9種類の正方形モジュールの原ページにはロシア産オールバーチ多層基材とあり、800ミリはユニットの長さ・幅、18ミリは総厚、3.0ミリは無垢表面材です。別寸法の特注にも触れていますが、模様比率、構造、供給条件の追加確認が必要です。特注の一文だけで任意寸法を既成仕様としたり、異形モジュールへこの数値群を引き継いだりしてはいけません。
塗装層と外観選別の情報は対応製品ごとに読む
このグループの原ページには下塗り9層と上塗り2層、ABC選別区分が記載されています。原カタログの加工と外観の範囲を説明する記録であり、塗膜層数から耐摩耗等級を直接導いたり、ABCを環境等級と扱ったりしてはいけません。特定の性能が必要なら、加工説明を独立した試験結果とするのではなく、該当製品・ロットの書類を求めます。
混合樹種の模様の見え方は、ユニット内の2つの木の色の比率と方向にも左右されます。実物比較では中央だけでなく、線の交点、隣接ユニットの接合、木目の転換も確認できます。直条床材につなぐなら、同じオーク・ウォールナットという名称でも実色調と光沢を比較し、同じ場でのサンプル照合を省略しません。
好みのパターンを、確認できるリストにまとめる
正方形モジュールの要件には、空間平面図、見える境界、模様方向、選定サンプルを添えます。枠、ユニット調整、部分切断が必要なら割り付け図で先に明確にし、材料数量も図に従って算定します。近くで切り取った模様写真一枚だけでは、求めるユニットのスケールや、端部を完全な形で残すべきかを判断しにくくなります。
華閣は原カタログ名と模様で資料特定を助け、正式な対外名称、現在の仕様、供給条件は案件内で確認します。出典名称が未確認の記録はカタログ番号で識別を補い、元の名称を新たなシリーズ使用許諾やブランドとの関係に置き換えません。明確な模様から選び始めても、最終的には材料、サンプル、供給仕様を併せて確認します。

